Waveform を日本語で使用する際、言語設定を変更する必要があります。
しかし、Waveform 13 では言語設定変更にバグがあるようで、少し手間のかかる手順を踏んで言語変更をする必要があります。
その基本的な方法については、他サイトで紹介されている通りです(このサイトでもおさらいで細かく説明をしています)。
しかし、その手順を踏んでも言語設定が変わらない!というあなたへ。
私の経験を踏まえて、一度確認していただきたいポイントをお伝えします。
本当にどのサイトを見ても気づかず、やっと見つけたポイントなので、言語設定変更したはずなのに「日本語」が表示されない方は最後までお読みいただければと思います。
Waveform を日本語へ変更する方法
日本語用の言語ファイルを作成する
始めに、日本語に設定するためのファイルを作成します。

まずはWaveformを起動し、左上の部分から「Settings」を選択します。
続いて、

左に出てきたメニューから「Appearance」を選択。
右に表示される「Language」メニューの「Go to Language Wiki」をクリックします。
そうすると外部のtraction wiki に遷移します。
Translations – Tracktion Wiki
このページです。

この画面に遷移するので、「Select Your Language」欄の中の、選択したい言語を選びます。
今回は日本語に変更したいので、「Japanese」の項目をクリックします。

このページに遷移するので、「language: Japanese」から「”Edit saved” = “エディットを保存しました”」までをコピーして「メモ帳」に貼り付けます。
40万字以上になるので全選択して上下の不要な部分を削除することをお勧めします。

メモ帳に保存したテキストを、デスクトップに保存します。
その際ファイル名を「japanese.lang」に変更し、ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更します。
テキストファイルのままだと正しく動作しないため、この作業は必須です。
ここがつまずきポイントかもしれません。
どうしても末尾のtxt表記が消えない場合、以下の方法を試してください。

txt=ファイル名拡張子 を変更するには、設定を変更する必要があります。
ファイルを開き「表示」→「表示」→「ファイル名拡張子」を変更することができるようになるので、ファイル名の末尾の「txt」を消しましょう。

デスクトップに「japanese.lang」のファイルができていればここまでは完成です。
Waveform へ反映させる
次にWaveform へ反映させる作業へ移ります。あと一歩です。

Waveform へ移り「Settings」→「File Locations」→「Show settings folder」を選択します。

するとこの画面が開かれます。
「Waveform」を選択します。

するとこの画面になるので、「Translations」を選択。

そこに、先ほど作成した「japanese.lang」を貼り付けます。
ここまで出来たら、ファイルを×で閉じます。
そしてWaveformも右上の×を押して一度閉じます。
そしてもう一度Waveformをもう一度起動します。

「Settings」→「Appearance」→「Language」を選択すると、ここまでの手順が正しく実行されていれば「japanese」が表示されています。
日本語を選択した後、フォントを変更します。
フォントの変更方法とおすすめフォントについて、以下の記事で書いています。
ここまでやって、日本語設定が表示されない方、私もそうでした。
一度、以下のポイントを確認してみてください。
ここまでの手順で言語変更できていない方へ
①国IDまで含めて記載できているか
Tracktion のWiki の一番下に細々と書いてある注意書きなのですが、正しい国IDを含んでいないとファイルが認識されないようです。

コピペして、余分な部分を消す際に、誤って言語名、国IDを消してしまってはないでしょうか?
私の場合ここをミスしていたために、一向に言語を変えることができませんでした。
同じような方がいらっしゃれば、解決の一助になればと思います。
②ファイルの拡張子を変更できているか
もう一つのつまずきポイントとしては、ファイルの拡張子を変更できるかです。
すでに書いているので改めて書くことはしませんが、
「japanese.lang.text」のようになっていては正しくファイルが読み込まれません。

ファイルのプロパティ設定を開き、
- ファイルの種類が LANGファイル(.lang)になっているか
- プログラムが「メモ帳」で開かれるようになっているか
確認をしてみてください。
まとめ
Waveformのバグとのうわさもありますが、言語変更はWaveformで音楽づくりを始めるうえでの大きな障壁になっている印象です。
ほかのサイトの説明通りやってみたけど変更できない。。。
そんな悩みを抱える方の解決になればと思います。
これでまだ変更できないであったり、手順のやり方がわからないなどありましたら下のほうにある「コメント」から質問を頂ければと思います。
日本語化できた方は、次にフォントの変更をしましょう!
大量にフォントの候補があるので、以下の記事でおすすめフォントも紹介しています。


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