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SHE’S「Four」歌詞考察|仲間と過ごした記憶が“光”になる。さよならの先に続く応援歌

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SHE’S「Four」歌詞考察|仲間と過ごした記憶が“光”になる。さよならの先に続く応援歌 Jポップ

SHE’Sが書き下ろした「Four」は、【モンストグランプリ2025 ジャパンチャンピオンシップ】の大会テーマソングとして制作された楽曲です。

バンド自身と大会に挑むチームの姿を重ね、

「1つの目標に向かって歩んでいく4人、という部分で僕たちバンドとも被るところがあったので自分たちの道程も思い返しながら曲を書きました。」

というコメントが発表されています。

この記事では、その背景もふまえながら「Four」というタイトルに込められた意味や、歌詞に描かれる“さよなら”と“つながり”の世界を、ひとりのリスナーとして深掘りしていきます。

※当サイトでは、音楽を聴いて感じたことを個人で考察・発信しています。
読者の皆さんにも、新たな視点や楽しみ方が届けば幸いです。

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SHE’S の基本情報

SHE’S は大阪出身のピアノロックバンドです。

メンバーは、Vo.&Key. 井上竜馬 Gt. 服部栞汰 Ba. 広瀬臣吾 Dr. 木村雅人 の4人体制のバンドです。

2016年にファーストシングル「Morning Glow」メジャーデビュー。

2022年2月には武道館ライブを成功させています。

2024年は7月に7作目のアルバム「Memories」のリリース、9月には台湾でのライブと躍進を続けるバンドです。

全曲の作曲をVo.&Key. 井上竜馬 が担っており、彼の奏でるピアノが特徴のバンドです。

「聴けば、きっと囚われる。」がキャッチコピーであるSHE’S に囚われた僕が、SHE’S のおすすめ曲を紹介します。

SHE'S
SHE'S is a japanese rock band.

Four の基本情報

Four の基本情報を以下の表にまとめました!

楽曲名Four
アーティスト名SHE’S
発売日2025年6月4日
ジャンルJポップ
収録アルバムBurning Flower(シングル)
作詞井上竜馬
作曲井上竜馬

オーケストラ映えしそうな華やかな楽曲であるという印象でした!

聴き込むと、ストーリー性を感じる歌詞に引き込まれます。

SHE’Sの音楽はサウンドも歌詞も、綺麗のひとことです!


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なぜタイトルは「Four」なのか?“4人”の結束と象限の意味

タイトルの「Four」は直訳すると“4”。歌詞の中に明確な数字の言及はありませんが、ここには大きく2つの意味が込められているように感じました。

1つ目は、チームやバンドを象徴する人数
モンストグランプリの大会は4人1組のチーム戦、そしてSHE’Sというバンドも4人編成。これは、「ひとりではたどり着けない場所へ、仲間となら挑める」という、作品全体のメッセージを象徴する設定です。

「1つの目標に向かって歩んでいく4人、という部分で僕たちバンドとも被るところがあった」

サポート | モンストグランプリ2025 ジャパンチャンピオンシップ


ボーカルの井上竜馬もこのように語っています。

2つ目は、4つの象限(quadrants)という象徴的な構造
たとえば、「出会いと別れ」「孤独とつながり」「現実と夢」「記憶と未来」といった、人生における対照的な感情の交差点に、語り手が立っているイメージです。

「Four」は、チームやバンドという“数”の象徴であると同時に、人生のあらゆる場面で“対立しながら共存する感情”をまとめる構造の象徴でもある。

それがこのタイトルに込められた意味であると考察しました。


祝祭の音の中で始まる“さよなら”の物語

歌は、にぎやかな街の情景から幕を開けます。

街は饗宴の最中

楽隊は歌を捧げて

明日など見ない 見れないまま

日々を織り続けてる

FOUR / SHE’S

饗宴(きょうえん)という言葉が選ばれていることから、ただの祭りではなく、“儀式”や“人生の節目”のような場面が描かれていることが想像できます。

そして「明日など見ない」「日々を織り続けてる」とあるように、語り手は今この瞬間を精一杯生きている

大会やライブといった“一度限りの本番”を戦う者たちの心理と重なります。


目に見えないものこそ、信じる力になる

目に見えないものをただ信じていたい

馬鹿げてる僕を笑ってはいるけど

倒れないように支えるあなたと

FOUR / SHE’S

このパートでは、確かなものが見えない状況でも、心の中で信じられる絆があることが歌われています。

ここで登場する“あなた”は、現在そばにいる仲間かもしれないし、もう会えなくなった人かもしれません。

けれど、どんな状況であっても、「倒れないように支えてくれる存在」がいることで、人は前に進める。

大会に挑むプレイヤーや、音楽を鳴らし続けるバンドマン──ひとりでは立っていられない時にそっと支える“仲間”の存在

そんな存在の温かさを感じる歌詞です。


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別れが訪れても、夢の中でつながり続ける

さよならはいつか来るけど

また会えたら 話をしようぜ

まだ醒めやらない 夢の中で

僕ら深く繋がって

どうしたってさ1人になれないんだ

FOUR / SHE’S

何度も繰り返されるこのサビは、曲の核となるメッセージです。

“さよなら”という現実を受け止めながらも、夢の中ではまだつながっている。物理的に離れても、心は分かちがたくつながっているという感覚は多くのリスナーの共感を呼ぶのではないでしょうか。

「どうしたってさ1人になれないんだ」という言葉は、寂しさの否定ではなく、孤独に抗えない人間の本質を表しています。

ひとりでは抱えきれないからこそ、誰かとつながり続けようとする。

それは、仲間を信じることの起源ともいえる。そう感じました。


楽隊の旅と、埃をかぶった孤独

2番では、楽隊が旅を続けていきます。

海も山も渡っていく

楽隊は出逢いを重ね

孤独は遠い昔のまま

埃を被って眠ってる

FOUR / SHE’S

楽隊=バンド/チームの比喩として描かれた存在が、困難を超えながらも出会いを重ねていく様子。

そして、「孤独は遠い昔のまま/埃を被って眠ってる」とあるように、孤独という感情が“過去のもの”としてそっと片づけられているのが印象的です。

この描写には、“仲間と出会えたことで孤独から救われた自分”がにじんでいると感じました。孤独を経験したからこそ、絆のあたたかさに気づける

だからこの曲には、親近感にも似た押しつけがましくない説得力があります。


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“あなたがいる”という記憶が光になる

手に入れたいものも今は浮かばない

美しい思い出の中にはいつでも

あなたがいること それこそが光

FOUR / SHE’S

この部分では、未来の目標や物質的な欲望よりも、過去の思い出の中にある“あなた”の存在が何より大事な光として描かれています。

この“あなた”は、大会で共に戦ったチームメイトかもしれないし、これまで一緒に音楽を続けてきた仲間かもしれません。

あるいは、夢を諦めず挑み続けた“かつての自分”とも捉えることができます。

いずれにしても、語り手にとってその存在は“過去に置いてきたもの”ではなく、“今の自分を照らす灯火”となって残り続けているのです。


鳴り止まない祝祭の中で、また歩き出す

さよならもいつか愛せるかな

今は想像できないや

まだ鳴り止まない祝祭の

音の中 進め

FOUR / SHE’S

この箇所では、ついに“さよなら”すらも肯定しようとする語り手の成長が描かれます。

「さよならを愛せる日が来るかも」と思えるようになったのは、それだけ別れの中に大切な価値を見出したからなのではないでしょうか。

祝祭の音が鳴り止まないのは、まだ終わっていないという意味ではなく、「その余韻を胸に進め」と背中を押されているからではないでしょうか。


最後の一節に込められた、強い肯定

どうしたってさ1人になれない

いつだってさ1人じゃなかったから

FOUR / SHE’S

このラストは、全てを肯定するような静かな力に満ちています。

最初は「どうしても1人になれない」と戸惑っていた語り手が、今では「そもそもずっと1人じゃなかった」と気づいている。

これは、喪失や別れを受け入れた先に得られる、本当の“つながりの記憶”なのだと思います。


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終わりに|「Four」は人生そのものを鳴らす応援歌

SHE’Sが「Four」に込めたのは、ただの大会テーマソングではありません。
人生の中で誰もが経験する“さよなら”を、仲間と過ごした記憶で照らしていく希望の歌です。

心の成長過程を映し出すような、歌詞に成長過程と物語のある楽曲でした。

個人的には、SHE’Sの久しぶりの新曲で高まっていた期待値を大きく超えられた作品でした!


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