2025年10月13日にHANAの新曲「My Body」がリリースされました。
”セルフラブ”のメッセージが込められたこの曲を、HANAの楽曲全曲考察中の僕が最速レビューに挑戦します!
この曲は大塚製薬「ボディメンテ」のCMソングとして起用されており、HANAのメンバー自身もCMに出演しているんですよね。
前作「BAD LOVE」に続いてメンバーのMOMOKAが制作に参加しているほか、韓国にルーツを持つJISOOが韓国語パートを歌っているという点も注目です。
HANAとして初めて韓国語の歌詞が使われた楽曲になりましたね。
それでは、早速歌詞の意味を考察してみます!
HANA「My Body」の歌詞
Look at my dance yeah
Look at my dance yeah
You like the
way I dance, don’t you?
見てよ I got a new look
and I love it 君の好きにさせない嫌い無駄な drama
好きな私でいたい
“どれも足りてない”なんていやいや
あれもこれもいいな
君は君でいいじゃん
誰かとなんて比べないでよね
yeah yeah yeahSo you want me baby
Don’tbe mean, please yeah You got me all wrong, baby
I know you can’t control me君のためじゃない my body
Even if you were my sweet honey
君のためじゃない my body
It’s my body it’s my body yeah yeah(It’s mine)
Can’t stop my phone ringing
Don’t try to makeme all yours
You know, I’m not easy to control
Easy? Noわたしだけの only one story
できてなかったけど今 love me
探してた愛気付いた fake love
もう誰にもあげない my body
Yeah, now I’m shining so pretty
But思ってるより no easy
I’m unstoppable no limit
If you like me, just give me real love, babySo you want me baby
Don’t be mean, please yeah
You got me all wrong, baby
I know you can’t control me너를 위한 게 아냐 my body
Even if you were my sweet honey
너를 위한 게 아냐 my body
It’s my body it’s my body yeah yeahDon’t hurt me
Please just trust me
I love me, oh
Baby, I do what I need to breathe君のためじゃない my body
Even if you were my sweet honey
君のためじゃない my body
It’s my body it’s my body yeah yeah(It’s mine)
My Body / HANA
“見られる自分”からの脱却|冒頭歌詞の意味を考察
曲は印象的なフレーズから始まります。
Look at my dance yeah
My Body / HANA
Look at my dance yeah
You like the way
I dance, don’t you?
見てよ I got a new look
and I love it 君の好きにさせない
冒頭から「Look at my dance」と繰り返され、一見すると誰かに見られることを求めているようにも聞こえます。
でも、僕はここに皮肉というか、挑戦的なニュアンスを感じるんです。
「You like the way I dance, don’t you?」という問いかけ。
これは相手の視線や評価を意識しているけれど、それに迎合するわけではないという強い意志の表れだと思います。
そして「見てよ I got a new look and I love it」と続く。
ここがポイントで、新しい自分を手に入れたのは「私が好きだから」であって、「君の好きにはさせない」と宣言しているんです。
この冒頭部分だけで、この曲のテーマが鮮明になります。自己決定を尊重することで、自分を大切に生きることです。
他人との比較を拒否するHANAの”セルフラブ”
嫌い無駄な drama
My Body / HANA
好きな私でいたい
“どれも足りてない”なんていやいや
あれもこれもいいな
君は君でいいじゃん
誰かとなんて比べないでよね yeah yeah yeah
このパートを読むと、現代社会に生きる私たちが抱える悩みがリアルに描かれていると感じます。
「嫌い無駄な drama」という言葉は、SNSやメディアが作り出す不要な騒ぎや、他人の価値観を押し付けられることへの拒絶を表していると考えます。
そして「好きな私でいたい」という素直な願い。
「”どれも足りてない”なんていやいや」というフレーズには、容姿やスタイル、能力など、あらゆる面で「完璧」を求められる現代の息苦しさが込められています。
外部から「足りない」と言われ続けることの苦しさ。
でもそれに対して「いやいや」と否定する勇気はこれまでHANAが表現してきた強さと重なります。
「あれもこれもいいな」「君は君でいいじゃん」と続く部分は、多様性を肯定する優しさを感じます。そして「誰かとなんて比べないでよね」という訴えは、まさにSNSによって簡単に比較できてしまう現代社会に生きる人々へ向けた言葉に感じます。
コントロールされることへの拒絶
So you want me baby
My Body / HANA
Don’tbe mean, please yeah
You got me all wrong, baby
I know you can’t control me
サビ前のこの部分、すごく重要だと思います。
「So you want me baby」と認識しつつも、「Don’t be mean」と釘を刺す。
相手が自分を欲しがっていることは分かっている。でも、だからといって意地悪な態度は許さないと境界線を引いています。
「You got me all wrong」というフレーズは、相手が自分のことを誤解している、または都合よく解釈しているという指摘です。
そして「I know you can’t control me」=あなたは私をコントロールできないと断言する。
この自信、この強さが曲全体を貫いているメッセージだと感じます。
「君のためじゃない」サビに込められた歌詞の真意
君のためじゃない my body
My Body / HANA
Even if you were my sweet honey
君のためじゃない my body
It’s my body it’s my body yeah yeah
ここがこの曲の最も重要なメッセージです。
「君のためじゃない my body」という言葉は、お堅く言うと身体的自己決定権について歌っているんですよね。
自分の身体は自分のものであり、たとえ恋人や親しい人であっても、他人のためのものではないという宣言。
中学校の保健体育で学ぶような基本的なメッセージですが、大人がこのメッセージを発することって結構珍しいように感じます。
「Even if you were my sweet honey」という一節が特に印象的です。
どんなに愛する人であっても、どんなに大切な人であっても、自分の身体は自分のもの。この境界線は絶対に譲れないという強い意志が表れています。
「It’s my body」の繰り返しは、ただの主張ではなく、自分自身に言い聞かせているようにも聞こえます。何度も何度も確認するように。
それほど、この「自分のものである」という感覚を持ち続けることは難しいのかもしれません。
それでも大切にする必要があるからこそ、こうして表現しているのだと思います。
“私の人生は私のもの”という自立の宣言
Can’t stop my phone ringing
My Body / HANA
Don’t try to makeme all yours
You know, I’m not easy to control
Easy? No
「Can’t stop my phone ringing」という表現は、多くの人からの関心や連絡を示唆していますが、それに対して「Don’t try to make me all yours」と線を引く。
電話は鳴りやまないけど、私の全部をあなたのものにすることはできない。
つまり、電話や電話を通して入ってくる誘いに振り回されず、自分自身の軸を持っている主人公を表現しています。
「I’m not easy to control」「Easy? No」という言い切りには、相手の支配欲や独占欲に対する明確な拒否が込められています。
自分は簡単にコントロールされる存在ではないという自己認識を確認するような歌詞です。
偽りの愛に気づき、自分を取り戻す歌詞とは?
わたしだけの only one story
My Body / HANA
できてなかったけど今 love me
探してた愛 気付いた fake love
もう誰にもあげない my body
このパートは、過去と現在の対比が鮮やかです。
「わたしだけの only one story」、つまり自分だけの物語が「できてなかった」と振り返る。
過去の自分は、他人の期待や視線に応えることに必死で、自分自身の物語を生きられていなかったようです。
でも「今 love me」と現在形で語られます。今は自分を愛せるようになった。
そして「探してた愛 気付いた fake love」という気づき。外に求めていた愛が実は偽物だったと理解したんです。
「もう誰にもあげない my body」という決意は、過去に自分を粗末に扱ってしまった経験からの学びを感じさせます。
もう二度と、自分を誰かに明け渡すようなことはしないという強い決意です。
光の裏にある努力|輝きと限界を超える強さ
Yeah, now I’m shining so pretty
My Body / HANA
But 思ってるより no easy
I’m unstoppable no limit
If you like me, just give me real love, baby
「now I’m shining so pretty」という現在の輝き。
でもそれは「思ってるより no easy」、つまり簡単に手に入れたものではないんですよね。
この一節は、ボディメンテのCMとのタイアップを考えると、より深い意味を持ちます。
CMでは「見えない努力」もテーマになっているそうですが、まさにこの歌詞がそれを表現しているんです。表面的な輝きの裏には、誰も見ていない場所での努力や葛藤があるということですね。
「I’m unstoppable no limit」という宣言は、もう何にも止められない、限界なんてないという強い意志の表れ。
そして最後に「If you like me, just give me real love」と条件を提示する。
もし本当に私を好きなら、偽りではない本物の愛を示してほしいという要求です。
HANAのグループとしてのクールさが前面に出た、決め台詞のような歌詞ですよね。
韓国語のJISOOパートに込められた主体性と普遍性
너를 위한 게 아냐 my body
My Body / HANA
Even if you were my sweet honey
너를 위한 게 아냐 my body
It’s my body it’s my body yeah yeah
韓国にルーツを持つメンバーJISOOが歌うこのパート。
JISOOが韓国語で「너를 위한 게 아냐」(君のためじゃない)と歌われることで、このメッセージについてメンバーの主体性がさらに増しているように感じます。
体感ですけど、自分の国の言葉で自分のことを歌うというのが、曲のメッセージに説得力を出しているように感じます。
言語や文化を超えて、女性が自分の身体について自己決定権を持つことの重要性。それは日本でも韓国でも、世界中どこでも変わらない普遍的なテーマです。
それをメンバー自身の言葉で歌うことによって、グループとしてのHANAのメッセージでありつつ、メンバーそれぞれから発信されるメッセージであるという側面が強化されるように感じます。
HANAとして初めて韓国語の歌詞を取り入れたという事実も意味深いと思います。
グローバルな視点を持ち、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されているHANAだからこそ、このメッセージをより広く、より強く届けられるんじゃないでしょうか。
韓国語全くわからないので、調べて考察しました。
特に訳等間違っていたら申し訳ないです。
「傷つけないで」心の叫びが語る信頼と自己肯定
Don’t hurt me
My Body / HANA
Please just trust me
I love me, oh Baby, I do what I need to breathe
ブリッジ部分のこの歌詞、すごく切実で、心に刺さります。
「Don’t hurt me」という直接的な懇願は祈りのようです。これまで強気な姿勢を貫いてきた曲の中で、このシンプルで率直な「傷つけないで」という言葉が出てくることには意味があります。
そこから「Please just trust me」と続きます。
信じてほしい。ただそれだけ。自分の選択を、自分の生き方を、ただ信じてほしいという願い。
そして「I love me」という自己肯定の宣言。これは最も重要な一節だと僕は思います。
自分を愛することが、すべての始まりなんです。
「Baby, I do what I need to breathe」というフレーズには、生きるために必要なことをしているだけだという本質が表されています。
自分らしく生きることは、贅沢でも我儘でもなく、呼吸するのと同じくらい基本的で必要不可欠なことなんだという主張です。
「My Body」が伝えるSNS時代へメッセージ
この曲全体を通して感じるのは、自己肯定と自己決定権の重要性です。
「ボディメンテ」というCMタイアップを考えると、身体をケアすること、自分の身体を大切にすることの延長線上に、この「自分の身体は自分のもの」というメッセージがあるんだと思います。身体的な健康管理だけでなく、精神的な自立や自己決定も含めた、トータルな意味での「自分を守る」ということもメッセージに含まれているようです。
2025年の今、SNSの普及で他人と比較することが容易になり、常に誰かの視線を意識させられる社会。そんな中で若い世代に人気のHANAが発信する「君のためじゃない my body」というメッセージは、多くの人、特に若い世代にとって、大きな救いになるんじゃないでしょうか。
メンバーのMOMOKAが制作に参加しているという点も重要です。
HANAのメンバー自身が、オーディション「No No Girls」を経て、様々な評価や視線にさらされながらここまで来た。その経験があるからこそ、MOMOKAが作詞していることとそれをメンバーが歌っていることに説得力と価値があると思います。
まとめ
ここまでHANAの「My Body」の歌詞の意味を考察してきました。
「My Body」は、タイトル通り「私の身体」について歌った曲ですが、その意味は身体的な側面だけにとどまりません。
自分の人生、自分の選択、自分の物語。すべてが「私のもの」であるという宣言なんです。
誰かの期待に応えるために生きるのではなく、誰かに支配されるために生きるのでもなく、自分自身のために、自分らしく生きる。
それは時に孤独で、時に勇気が必要だけれど、最終的には自分を本当の意味で幸せにする唯一の道なのかもしれません。
HANAのこの新曲は、多くの人にそんな勇気を与えてくれる、力強いメッセージソングだと僕は思います。
HONEYsのみなさまからのさらなる考察や解釈をコメントでお待ちしております!
↓HANAの考察記事、全曲レビュー中です!




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