HANAの「Burning Flower」は、一聴すると「とにかくアツい」「かっこいいクール系の熱さ」といった印象を受けました。
でも、この楽曲を何度も聴き込むうちに、私はこの“燃える花”がただの派手な演出ではないことに気づきました。
また、アートワークのひまわりも存在感を放ちますよね。
今回は、「Burning Flower」の歌詞をひとつひとつ丁寧に読み解きながら、その熱さの奥にある「意味」を掘り下げていきます。
※当サイトでは、音楽を聴いて感じたことを個人で考察・発信しています。
読者の皆さんにも、新たな視点や楽しみ方が届けば幸いです。
HANAのプロフィール
HANAは、音楽プロダクションBMSGを率いるSKY-HIがヒップホップアーティストのちゃんみなとコラボし、ちゃんみながプロデュースしたガールズグループです。
GIRLS GROUP AUDITION PROJECT 2024 “No No Girls” (通称:ノノガ)を経て誕生したグループであり、メンバーも同オーディションを通して選考されています。
メンバーは、CHIKA, NAOKO, JISOO, YURI, MOMOKA, KOHARU, MAHINA の7人で構成されるグループです。
約一年間のオーディション期間を経て、2025年1月11日にKアリーナで開催された最終審査「No No Girls THE FINAL」でメンバー決定&グループ名決定。
2025年1月31日にプレデビュー曲「Drop」の配信リリース。
そして、今回2025年4月2日にデビュー曲「ROSE」をリリースし、正式にデビューしました。
まさにこれからの活躍が期待されるガールズグループです!

Burning Flower の基本情報
Burning Flower の基本情報を以下の表にまとめました!
楽曲名 | Burning Flower |
アーティスト名 | HANA |
発売日 | 2025年6月9日 |
ジャンル | Jヒップホップ・Jポップ |
収録アルバム | Burning Flower(シングル) |
作詞 | ちゃんみな |
作曲 | ちゃんみな・アダムカピット |
ちゃんみなが作詞作曲なだけあって、Burning Flowerもラップが映えるビートにラップやラップ調の歌唱を乗せています。
曲名もHANAのグループ名からの系譜を感じます。
シングルのアートワークは燃えるヒマワリになっています。
これから夏にさしかかる今の季節にぴったりの楽曲と言えるかもしれません。
「Burning Flower」というタイトルに込められた意志
まず注目すべきは、この楽曲の象徴とも言えるタイトル《Burning Flower》。
直訳すると「燃えている花」ですが、これは矛盾的な美しさと危うさを併せ持つ言葉です。
花は本来「繊細」や「儚さ」の象徴。一方で「燃える」は「激しさ」や「消耗」、時には「破壊」すら連想させます。
この2つの性質がぶつかり合うことで、「華やかさの裏にある闘志」「美しさの中にある覚悟」という、本楽曲の核となる世界観が生まれています。
実際、サビの《燃えてるフロア like burning this flower》という比喩表現は、フロア全体を“私自身=燃える花”に重ねているように感じられます。
「私の熱量が空間ごと変えてしまう」――そんな強烈な自信と表現力が、このタイトルには込められていると考えました。
余談ですが、今回のシングルのアートワークはひまわり。
ひまわりは太陽に向かって花を咲かせます。
太陽=熱い方向へ、熱さを求めるHANAというグループの方向性を示しているようにも感じます。
自信は「虚勢」ではなく「根拠に基づいた自信」
冒頭の、
You know, you know I’m the hottest one tonight
という一節は、自信満々な宣言に聞こえるかもしれません。
でもこれはただの虚勢ではなく、努力と覚悟の裏付けがあってこそ言える言葉です。
実際、2番ではこんなラインが登場します。
まだスタート お金はないけど
この声は billion
Burning Flower / HANA
HIPHOPアーティストにとって、声こそ価値です。
孫GONGも「俺の声は金になる」そう歌っています。
始まったばかりで、お金は無いけど”声”がある。先人からの系譜を感じる熱いバースです。
さらに、
富も名声もお金も後に付いてくるの
追い求めず ただやる事やればいいの you know
Burning Flower / HANA
と続きます。ここで語られるのは、“評価や報酬”ではなく“信念を貫く行為そのもの”の大切さ。
つまり《hottest one》という言葉は、自分を過大評価するためのラベルではなく、「過去の積み重ねと今の努力に基づいた誇り」であるともいえます。
虚勢ではなく、根拠に基づいた自信を感じました。
争わないのは、同じ土俵にいないから
注目すべきパートのひとつに、こんな歌詞があります。
争いーはなしだ
We working めっちゃマジ
We trying 毎日
違うレベルでは 絶対に
争いは起きないらしい
Burning Flower / HANA
一見すると「争いを避ける平和主義」にも見えますが、文脈を読むと実は全然違います。
これはむしろ、「私たちは別のステージにいる」という断言。
「誰がどうとか」「何がこうとか」なんてくだらない、と言い放つスタンスには、「周囲に振り回されず、自分たちの道を突き進む」という意志がはっきりと示されています。
つまり、争わないのは“余裕”や“優しさ”からではなく、「比較対象にならないから」。
「歓声が大きすぎて聞こえない」外野の声を一蹴します。
このマインドが、HANAの音楽から感じる“芯の強さ”の源になっているようにも感じます。
誰が「hottest one」なのか? それを決めるのは自分自身
サビの、
You know my name, you know
誰がhottest one
Let them know who that is
Burning Flower / HANA
というライン。これは、ただの自己顕示ではありません。
これは、“他人がどう評価しようと、私は自分がhotだと知っている”という宣言です。
つまりこの曲は、「誰かに選ばれることを待つ」のではなく、「自分で自分を選ぶ」ことの大切さを歌っている。
この主体性が、「燃える花」という言葉の本質にも通じていると感じます。
命を燃やして咲く花。
燃えているのではなく、自ら燃やしている。
それが《Burning Flower》の真意だと思います。
まとめ:自分との戦いを支えるひまわり
HANAの「Burning Flower」は熱い曲です。その熱さの内側を考察してきました。
その内側には強いメッセージが流れています。
・主体性をもって”熱さ”へ向かうこと
・周囲に惑わされずに自分自身の道を貫くこと
・虚勢ではなく、積み上げた実力と誇りを持つこと
Burning Flowerは、そうした“自分との戦い”を支えてくれる一曲です。
私は、日々頑張っているあなたが誰かにバカにされた日や、自信を失いそうになった日にこそ、この「Burning Flower」を聴いてほしいと思います。
「違うレベルでは 絶対に争いは起きない」らしいですからね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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