2025年4月30日、ちゃんみなから「WORK HARD」が配信リリースされました。
この楽曲は、ディズニープラス スターオリジナルシリーズ『BULLET/BULLET』の主題歌として書き下ろされたものです。
一見するとハードな自己啓発ソングに思えるかもしれませんが、背景には社会への鋭いメッセージや、「WORK HARD」してきたちゃんみなのリアルな姿勢が浮かび上がってきます。
『BULLET/BULLET』との関連を踏まえながら、「WORK HARD」の歌詞に込められた意味を考察・解説していきます!
※この記事は、音楽ファンとしての考察を記録したものです。
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ちゃんみな のプロフィール
ちゃんみな は韓国で生まれ、日本で育った、日本語・韓国語・英語を操るラッパーです。
2017年にメジャーデューアルバム「未成年」をリリース。
2019年にはセカンドアルバム「Never Grow Up」をリリースし、同年には日本武道館での公演を成功させています。
2024年には共同制作も行っている韓国のラッパー ASH ISLAND との結婚を発表。
同年には BMSG SKY-HI とタッグを組むオーディション番組「No No Girls」が開始。
2025年には「No No Girls」から、ちゃんみなプロデュースのガールズグループ「HANA」がデビュー。
個人の活動のみならず、プロデューサーとしての道も歩み始めています。
ちゃんみなプロデュースのガールズグループ「HANA」については別記事で解説しています!

「WORK HARD」の基本情報
楽曲「WORK HARD」の基本情報を整理しておきます。
- 楽曲名:WORK HARD
- アーティスト名:ちゃんみな
- 発売日:2025年4月30日(配信リリース)
- ジャンル:Jヒップホップ
- 収録アルバム:WORK HARD(シングル)
- 作詞:ちゃんみな
- 作曲:ちゃんみな, SLAY, stevenc4stle, opro, Avin
- タイアップ:ディズニープラス スターオリジナルシリーズ『BULLET/BULLET』 主題歌
『BULLET/BULLET』は、不当に奪われた品を取り返す”盗み屋”を営む少年ギアが世界を揺るがす秘密を盗んでしまったことで繰り広げられる逃走と冒険を描いた物語です。

WORK HARDは「働く」「働かなきゃいけない」そんな境遇を主人公と重ね合わせて、続けることの大切さ、試練を乗り越えることの大切さを描いた楽曲です。
タイトル「WORK HARD」に込められた意味とは?
「WORK HARD」は直訳すれば「一生懸命働く」。
しかし、この楽曲の文脈では、単なる労働の話ではないことはみなさんお分かりですよね。
荒廃した世界で日々を生き抜く『BULLET/BULLET』の登場人物たち。
彼らに共通しているのは、”誰も助けてくれない世界で、自分の力でなんとか生きようとする姿”です。
そんな彼らの現実と、「WORK HARD」のメッセージは完全に重なります。
つまり、「WORK HARD」とは、”生きるために闘い抜く覚悟”の言い換えとも言えるのです。
「BULLET/BULLET」1stPV到着、主題歌はちゃんみな 2部作の劇場版公開も決定(コミックナタリー) – Yahoo!ニュース
こちらの記事で、実際にちゃんみなは「続けて行く事の大切さ、数々の試練を乗り越える強さを身につける大切さを表現」したと語っています。
『BULLET/BULLET』とリンクする世界観
『BULLET/BULLET』は、文明が崩壊し、荒野となった近未来が舞台です。
主人公・ギアは盗み屋として、自分の手で道を切り開こうとしています。
争う暇あるんだったら
働けばいいじゃん
WORK HARD / ちゃんみな
ちゃんみなのこの歌詞は、「行動しないで愚痴ばかり言うな」というギアたちのような生き様と重なります。
リソースもチャンスも平等ではない荒野で、盗んででも生きる、誰かに頼ることなく”WORK HARD”する。
これこそが作品の本質であり、楽曲のテーマそのものです。
ちゃんみな自身WORK HARDしてきた自負があるからこその歌詞だと感じました!
【歌詞の深掘り】ちゃんみなが突きつける現代のリアル
「羨んでる暇があったら、やるしかない」
みんなしすぎ勘違い
何にもせずに羨ましい
私もアレが欲しい
What can I do now
WORK HARD / ちゃんみな
ここでは、現代のSNS時代に蔓延する「羨望」や「嫉妬」に対して、ちゃんみなが正面から切り込んでいます。
羨むだけでは何も変わらない。欲しいなら、自分も動け。
この強いメッセージは、資源も秩序もない世界で、欲しいものは力で奪い取るしかない『BULLET/BULLET』の世界観にも共通しています。
つまり、羨んでいても何も変わらない、「WORK HARD」するしかない。
そんなちゃんみなからのムチを感じます。
自分の人生は自分で切り拓く
甘くない人生は
目を覚ましなよ now
何期待してんの how
自分の人生自分でやって
WORK HARD / ちゃんみな
サビ前のこの歌詞から、自分の人生は自分が切り拓く必要があることを強く伝えます。
だれかに期待していても、自分の人生を切り拓くのは自分自身です。
その後に繰り返されるサビの work は、
ただひたすら work を続けることこそが自分の人生を切り拓くすべだと言い聞かせるようです。
嫉妬するなら努力しな?
Yo what? Oh my god are you jelly?
しらねぇだろ my 歴史
お前に嫉妬する価値なし
WORK HARD / ちゃんみな
『BULLET/BULLET』の主人公ギアが、他人に理解されずとも必死で働き、自分の正義と生き様を貫く姿と重なる歌詞です。
と、同時にちゃんみな自身が WORK HARD してきた過去を誇る歌詞でもあります。
努力してきた過去を知らないのに、WORK HARD していないあなたには嫉妬する価値すらないよ!
圧倒的な努力に裏打ちされた自信が感じられます。
「パワーを持つこと」の意味を問い直す
すぐパワハラってさ
パワーない君はどうなん
あぁ悪くないって言いたいんだ
こっちも好きで強くなったわけじゃないからさ
WORK HARD / ちゃんみな
ここの歌詞はかなり”攻めた”内容になっています。
現代社会にある”力”に対する過敏な反応へのアンチテーゼです。
「強さ」は時に疎まれ、誤解されますが、ちゃんみなは
「私は好きで強くなったんじゃない。そうしなきゃ、生き残れなかったから」
そんなメッセージを表現します。
これは、殺し屋に追われながらも、生き延びようとする少女ノアにも通じる感情です。
弱者でいたくない。生きるために強くなるしかない。それが「WORK HARD」なのです。
楽曲が伝えるメッセージ:”リアル”なアンセム
ちゃんみなの「WORK HARD」は、生やさしい”応援ソング”とは違います。
あくまで、“闘う者”へのアンセムです。
- 誰かの助けを待っていても何も変わらない
- 成功の裏には見えない努力がある
- 社会がどうであろうと、自分の人生は自分で掴む
ちゃんみな自身の経験に基づく”リアル”なアンセムは、聴き手の心に刺さります。
これらを楽しんでやってきたと歌う強さに、背中を押されます。
好きなものを発信するということ
余談ですが・・・音楽を聴くのも、考えるのも好きで、気づけばこうしてブログに書き続けています。
最初はただの趣味でしたが、誰かと気持ちを共有できること、言葉を磨くことの面白さに惹かれて、続ける理由が増えていきました。
今ではこのブログが、小さな収益にもつながるようになり副業として楽しみながら書いています。好きなことを発信して、それが誰かの役に立ったり、何かの価値になる。そんな体験を、これからも積み重ねていけたらと思います。
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【まとめ】「WORK HARD」は”生きること”そのもの
『BULLET/BULLET』のあらすじにあるように、文明崩壊後の世界では、何もかもが奪われ、秩序さえも失われています。
そんな中でも、生きることを選び、守るもののために闘う者たち。
ちゃんみなの「WORK HARD」は、まさにその精神を代弁しています。
それは「努力の押しつけ」ではなく、
「誰も認めてくれなくても、自分の中にある誇りを支えに生きていく」というメッセージ。
ちゃんみなの言葉は、『BULLET/BULLET』の世界に生きるギアやノア、そして私たち自身にも響いてきます。
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